1950年代に仏Meribel（メリベル）のスキーリゾート宿泊施設のためにCharlotte Perriand（シャルロット・ぺリアン）によってデザインされた「Meribel Chair」
1950~1960年代初頭にかけて生産されていた。
氏は同様にいくつかのスキーリゾート宿泊施設の設計に携わっており、施設ごとにデザインを分けてインテリアのデザインを手がけた。その中でもMeribelの山荘に向けてデザインされた家具はシンプルでありながらも氏の”らしさ”を存分に味わうことのできるシリーズだ。作品群を見ると直線的な構造を多用するイメージを抱くが、それでいて親しみの湧くと言おうか設置した空間に温もりを演出することを忘れない。今回入荷したモデルのチェアで考えると、正円柱型の脚部は全体的なサイズに対して少し太めに設計されていたり背もたれにも厚みを設けている。このような氏の絶妙なバランス感覚によって最適な温もりが演出されるのではないだろうか。座面にはラッシュシートが採用されているがこれに関してもやはり”らしさ”の一つであろう。
※座面のラッシュシートは当店にて張り替えを行っています。
Flagship Shop Staff Kanazawa


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